タバコと医者

2022年01月24日 06時00分 メモ
1930年代には「医師のお墨付き」をアピールするタバコCMが多数公開されていた


日常的な喫煙が健康に悪影響を及ぼすことは広く知られていますが、1930年代~1940年代には健康状態の悪化と喫煙を結び付けられておらず、「医師のお墨付き」をアピールするタバコの広告が多く発行されていました。そんな医師を起用したタバコの広告について、歴史的な物事を紹介するメディア・HISTORYがまとめています。

When Cigarette Companies Used Doctors to Push Smoking - HISTORY
https://www.history.com/news/cigarette-ads-doctors-smoking-endorsement

以下の広告は1930年に発行されたもので、現在も流通するタバコ銘柄・ラッキーストライクを宣伝するものです。広告には「2万679人の医師が『ラッキーストライクは刺激が少ない』と述べた」と記されています。HISTORYによると、この広告は医師たちにカートン単位のラッキーストライクと共に「ラッキーストライクは刺激が少ないと思うか否か」という旨の手紙を送付して医師の意見を募ったとのことです。